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blog : お帰りなさい、福間さん!

2008年11月14日

お帰りなさい、福間さん!

今日ほどライブの日を心待ちにしたのは久し振りだ。

正直に言えば、福間未紗というミュージシャンを生で観ることはもうできないものだと思っていた。それでも私の携帯音楽プレイヤーに入っているお気に入りの曲の中から彼女の唄が消えることは無く、時折ふいに再生されるそれらのメロディはいつまで経っても素晴らしいことに変わりは無かった。
けれどもやはり、6年以上まったく音沙汰が無い状態は事実上の引退のようなもので、そのことは彼女の楽曲を聴く度に、私の中にほんの少し感傷めいた気持ちを呼び覚まさせたりもしていた。

もう10年以上前だろうか。福間さんの存在を(確かスタジオボイスか何かの雑誌で)知り、CDを買い、ライブに一度足を運んだ私はあっという間に虜になった。
都内でおこなわれたライブは殆ど観たのではないかと思う。勿論CDは全て購入。高円寺の小さな居酒屋で毎月ライブを演っているということを知ると、その日は仕事をできるだけ早めに切り上げ(たとえ終演ぎりぎりにしか辿り着けない時間まで仕事が片付けられなくても)、殆ど皆勤に近い状態で通い詰めた。
毎回会場で出会う熱心なファンの方と仲良くなって、福間さんのライブとは関係無く遊んだりもした。いま考えると信じられない。

そんな福間さんのライブがある、という情報が入ってきたのは夏の終わり頃だった。俄かには信じられなかったけれども、blogも始まっている。
なんだか不思議な話だなあ、とぼんやりしていたら、6年前まで一緒に福間さんにハマって一緒にライブを観に行っていた友人ケイさんから連絡があり、慌てて私のチケットも一緒に取ってもらうようにお願いした。
ケイさんが連絡をくれなかったら、ぼんやりしたままこの日のライブは観なかったかもしれない。福間さんの復帰はそれくらい衝撃だった。

そして当日。仕事を片付けられなかった私はケイさんとの待ち合わせを遅らせてもらい、開場30分後に入場。既に会場のMANDA-LA2は満席で、当然のように立ち見になる。
開演までケイさんと話したりしつつも、やはり不思議な違和感のようなものは拭い切れなかった。本当に福間さんがライブを? 今から?
しかし、客席の照明が落ちてステージにあらわれた福間さんは、最後に観たときの印象から殆ど(少し髪が長くなっていたこと以外)変わっておらず、私はそのことにまたきょとんとしてしまった。あれ? 6年振り? 本当に?
そんな私のことなどお構いなしに(当然だ)、短い挨拶の後ごく普通に演奏は始まってしまう。

そして、始まってしまった演奏はこれまた以前と何も変わっていないのだった。
パーカッシブで抑揚たっぷりのギター。優しくて力強くて、ほんの少し焦燥感めいたものが混じるボーカル。そして唯一無二の楽曲群。
途中でゲストを交えた編成にならなければ、これが6年降りのライブだということも忘れてしまっていたかもしれない。本当に拍子抜けするくらい以前と変わらないステージ。6年間の空白はたった数曲でいとも簡単に埋められてしまった。

終演後は懐かしい人たちにも会えたりする。
それから、過去にいろんなイベントで何度かお見かけしつつも挨拶できていなかったU5さんの姿を見付けたので、意を決してご挨拶。U5さんのお薦めされるものは殆ど外れが無いので、皆さんもチェックすると良いと思います。
こらない

この会場に来ることができて良かった。本当に素晴らしいライブだった。久し振りに福間さんに会えて嬉しい。
年を取ると涙脆くなっていけない。


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