ヴァンドーム・ラ・シック・カイセキ

『最初は、ラップをやろうと思ってたんですよ。80年代マナーな、フランク・チキンズとかみたいな。でも、さすがにそれはちょっと。という事になって、じゃあ朗読物をやろうと。それで、自動書記的に、何も考えないで台詞を書き始めたらこういう内容になって、それでこのアルバムの総てが決まった感じですね。ああ、これは、ヴァンドーム広場あたりにある「シック・カイセキ」っていう金持ちの秘密クラブなんだ。という風に。』（菊地成孔氏による解説より） 　タイトルである「ヴァンドーム・ラ・シック・カイセキ」自体には意味がない。単に「ヴァンドーム（広場）」、「シック（sickとchicの掛詞）」、「カイセキ（懐石料理。後に解析を含む）」という三つの単語の羅列によって生じる幼稚性やインチキ外国語的表現を狙っている。なお、定冠詞のlaは、「通り」「宝石店」「ディスコティーク」「ギャラリー」などフランス語で女性名詞であるものを暗示してる。

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エメラルドを頭にいっぱいつけすぎて馬鹿になっちゃったんだと思って育ったの 　エメラルド。ベリル「緑柱石」という鉱物に属し、クロムとバナジウムを含むため、緑色を呈している（化学組成Be3Al2Si6O18、硬度7.5〜8、比重2.6〜2.9）。名称はサンスクリット語の「スマラカタ」がギリシャ語で「スマクラグドス」、ラテン語で「スマラグダス」、その俗語で「スマラルダス」となり、古代フランス語で「エスメラルド」を変化し、emeraldとなったとされている。絶世の美女クレオパトラもこの石に魅せられ、自分の鉱山を持っていた。古代ローマでは、視力が回復すると言われていて、皇帝ネロはエメラルドで眼鏡を作った。現代では、心のエゴを解放させ、思考力を高め、より自分らしさを感じることができるようにサポートする力がある石とされている。ヒスイとともに、5月の誕生石。 　エメラルドをよく付けている方で、すぐ思い出すのは、デヴィ・スカルノ夫人。計74カラットのイアリングや、彼女の一番の宝物である118カラットのペンダントヘッド。

小さな卵を食べるのは野蛮人だって 　聞いた事無いですね（私が野蛮人だからか）。嘗て、NHK ライブビートに出演した際、この歌が放送出来ないとされたのは、この「野蛮人」が放送禁止用語だから。

フォクシー 　媚薬的ケミカル系合法ドラッグ、５ＭＥＯ−ＤＩＰＴの通称。効き方に個人差はあるが、悩みや思い巡りなど、全く関係なくなり、純粋にＨでハイで楽しい気分になる。味は大変苦く（服用直後、軽い嘔吐感を覚える人もいる）、持続力は４時間前後。抜けも良いので人気がある。

トレーシー・ローズ 　伝説的アメリカのポルノ女優。1984年頃デビューし、90年代前半まで活躍。アメリカのみならず日本にも来てポルノビデオに出演したこともある（共演：女優愛染恭子など）。後に、デビュー当時未成年（14歳）であった事が発覚し、ポルノ業界から永久追放される。

グレース・ケリー 　Grace Kelly。本名、グレース･パトリシア･ケリー。1929年11月12日、アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアに生まれ、裕福な家庭で何不自由ない少年期を過ごす。12歳の時にはアマチュア劇団に参加。高校卒業後、ニューヨークへ渡り、アメリカ舞台芸術アカデミーに入学。49年の『父』でブロードウェイ・デビュー。51年から、活動の場を映画に。54年、 ジョージ・シートン監督の『喝采』でアカデミー主演女優賞を獲得。 55年にカンヌ映画祭のために南フランス訪れた彼女は、「パリ・マッチ」誌のお膳立てでモナコ王国のレーニエ大公と出会い、意気投合した二人は翌56年に結婚。ハリウッドの女優が一国の王妃になるというニュースは、映画を地で行くシンデレラ・ストーリーとして世界中の話題となる（この結婚は著名人を王妃にして話題を作り、モナコに観光客を集めるのが目的だったと言われており、フランス語が喋れず、アメリカ人で元女優の彼女は部外者扱いされてしまい、モナコの人々と打ち解けるまでに何年もかかった）。グレース王妃基金、ガーデン・クラブ、モナコ・バレエ団などを設立して芸術や文化の発展に尽力する。1982年9月14日死去。 　1935年、妊娠中のおなかを隠す為、エルメスの「サック・ア・クロア」を持ち歩いていたのが、アメリカの写真紙『ライフ』の表紙に登場し以来、そのバッグは「ケリーバッグ」と呼ばれ、エルメスの顔ともいえる代表的なアイテムになった。

ジョンベネ・ラムジー 　1996年12月26日に、コロラド州ボールダーで起きた、殺人事件の被害者。当時８歳だった被害者のジョンベネちゃんが数々の子供のビューティーコンクールに優勝した美少女だったことから世間の注目を集めた。ラムジー一家は事件の後、ボールダーの豪邸を売り払ってアトランタに住み、時々マスコミに登場しては無実を訴えている。。→関連サイト

俺みたいになるなよって誰かに思っていた頃も 　ヘヴィな内容が続く歌詞の最終部分に現れるこの優しい一文は、平均を取る為に書かれているのではないか。双子座のAB型っぽい所。

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